スミ入れペンの使い分け方のコツは色選び?自然でリアルな仕上がりとは!
2016/08/19
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前回はスミ入れペンの種類をご紹介しました。
関連:初心者向けディティールアップはスミ入れがオススメ!専用ペンの種類と価格は?
今回からはその活用法を実践していきますよ!
まずは一番ベーシックなスミ入れペンの使い方から見ていきましょう。
スミ入れの基本!筋彫りをなぞれ
スミ入れとはパーツの筋彫りに暗い色を入れて
メリハリをつける手法です。
実際の例がこちらです。
ガンダムは架空の機械ですが、
車や家電などをよく見ると部品と部品の間に影ができてますよね。
実在するものに近づけることで、架空の機械であるガンダムも
リアリティを持たせることができるのです。
画像ではブラックを使っています。
基本的な使い方は画像のように筋彫りをペンでなぞります。
修正はできますが、慌てずゆっくりとなぞると良いです。
腕のパーツにスミ入れしたのがこちらです。
リアリティが出てきましたね!
しかし所々線が歪んでしまっていますね。
次の項ではその修正方法をご紹介します。
消しペンと綿棒を使った修正方法
前回紹介したこちらの消しペン。
ペン先をそのまま部品に押し当てて使うこともできますが、
コントロールがなかなか難しく、使い慣れていても失敗してしまうことがあります。
そこで、このようにペン先を綿棒に押し当て、
液体を綿棒に染み込ませましょう。
この時に、あまり染み込ませ過ぎないことがポイントです。
筋彫りの中に液体が入っていかないので、歪んでしまった部分だけを
キレイに修正することができます。
マニキュアの除光液や、プラモデル用のうすめ液でも
同様の効果を得られますが、より人体に害が少ない
こちらの方法をオススメします。
3色を使い分けてナチュラルに仕上げる
前項までの例では画像で言う中央のブラックを使っていました。
しかし同様のペンがあと2色あります。
これは何故なのでしょうか。
実際に比べてみるのが早いので画像を見てみましょう。
向かって左側がブラック、右側がグレーでスミ入れしたものです。
どちらがより自然に見えるでしょうか。
その人の感覚や好みにもよるので、
一概に「これでなくちゃダメ!」というわけではありませんが、
グレーの方がナチュラルに見えると思います。
ガンダムに使われている色を見ると
- ホワイト
- ブルー
- レッド
- イエロー
- グレー
が使われていますね。
ホワイトやイエローといった薄い色に対し
濃い色でスミ入れすると浮いて見えてしまうんです。
試しにイエローとレッドに対してブラウン、
ブルーに対してブラックを使ってみましょう。
スミが自然にパーツに溶け込んでいるのがわかるでしょうか。
正面から。
襟部分のイエローの部品が分かりやすいと思います。
よりリアルに見せるにはこのようにナチュラルに
仕上げていくのが私は良いと思っています。
頭部に関してはよりメリハリがあった方がいいと思ったので、
フェイス部のスリットと側頭部のダクトはブラックでスミ入れしました。
基本のスミ入れまとめ
今回は一番ベーシックなガンダムマーカースミ入れ用を例にして
スミ入れの基本をご紹介しました。
ガンプラに決まりごとはなく、自由に楽しむのが一番ですが、
自由な中にもある程度節度がなければ下品に見えてしまうこともあります。
次回はより実戦的なスミ入れペンの活用方法をご紹介していきます。
より自然に、よりカッコ良く見えるテクニック紹介できれば
と思っていますのでお楽しみに!
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