【上野動物園】同居で話題、パンダにまつわるアレコレ
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動物の明るいニュースは笑顔になるね
東京都恩賜上野動物園(以下:上野動物園)で飼育されているジャイアントパンダに発情の兆候が見られ、妊活を行うための同居生活が開始されたというニュースが流れましたね。
1970年に上野動物園にカンカンがやってきてから、40年以上もの長きに愛されてきたジャイアントパンダ。
人工飼育は非常に難しいとされていますが、成功すれば日本中を明るい笑顔に包むことでしょう。
交尾が行われなくても、人工授精を行うということで、妊娠自体にはある程度希望が持てそうです。
もし無事に生まれたら元気に育ってくれることを祈りましょう。
日本所有権のパンダはゼロ
2008年にリンリンが亡くなってしまい、上野動物園からジャイアントパンダは姿を消してしまいました。
私は亡くなった当日、偶然ひとりで上野動物園に来園していて、とてもショックを受けたことを覚えています。
パンダがいた場所には遺影が飾られ、花が供えられており、非常に悲しい雰囲気に包まれていました。
テレビ局が訪れ子供たちにインタビューしていたのも強く印象に残っています。
この事で日本が所有権を持つパンダはいなくなってしまい、今現在日本に住んでいるパンダは全て中国からのレンタルとなっています。
2011年に新たに中国からカカとシンシンが借り入れられ、再び上野動物園にパンダがやってきました。
悲しい思い出があるので、公開後すぐに見に行き、すごくうれしい気持ちになったのを覚えています。
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巨体に似合わない好物
「大熊猫」という別名からもわかるように、大きな体が特徴で、立ち上がった時の身長は170cmにもなるといいます。
これは成人男性くらいの大きさですが、その体重は100~150kgあるとされ、その大きさは容易に想像できると思います。
主食はみなさんご存知のように笹ですが、これだけでは栄養摂取の効率が非常に悪く、そのためパンダは活動時間の大半を食べて過ごします。
近年では笹に限らず肉や野菜を与えて飼育されている場所もあると聞きますので、割と雑食でも大丈夫なようです。
独自に進化した珍しい動物なの
様々な論争が起こっていましたが、最近ではクマ属に分類されています。
しかし、クマが前足の構造上物を掴むことができないのに対して、パンダは笹を掴むために独自に進化した前足を持っています。
造りはクマと同じように5本が一直線に並ぶように生えているのですが、笹を掴むために進化して出来たでっぱりがあり、第6の指とも言われています。
自在に動かすことはできないようですが、このでっぱりを器用に使い、笹を掴んで食べています。
更に小指の外側にもう一本指のような形状の骨があり、7本も指があると話題になったこともあります。
幅広く愛される動物園のアイドル
ポッチャリとした体で笹を食べ続ける姿に、目を奪われてしまう方も多いでしょう。
白と黒が奇跡的なバランスで配置され、非常に愛くるしい表情を作っています。
生まれながらのアイドルの素質なんでしょうか。
人気が高いために客寄せの為に多く捕獲され、その数を減らしているという話ですが、現在把握している数は1980年代と比べ40%ほど増えているとも言われ、利益の為だけではなく、きちんとパンダが愛され、大切にされてきた証拠だと思います。
上野動物園には雄雌1頭ずつしかいないために、妊娠出生率は低いのですが、和歌山にいるパンダはコンスタントに子供を生み、育っているという話です。
いつまでも元気で、私たちの希望でいてほしいと心から願っています。
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