【ラノベ】はがない、完結してたのを最近知ったんですww ラノベ界の革命児【僕は友達が少ない】
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この作品のフォーマットは一体どれだけパクられたんだ…
前巻からかなりの間が空いてしまったせいか、完結巻が出ているのを知らずにいました(笑)
あんなに夢中になってたのに…。MF文庫Jはいろいろあって刊行ペースが定まらないですね。
「僕は友達が少ない」
読んだことがなくても、内容を知らなくてもタイトルくらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
ライトノベル界でもぶっちぎりの売り上げを誇る大人気シリーズでした。
トータル700万部超えらしいですね。この売れ方はそうそうないのでは…。
スレイヤーズ、涼宮ハルヒ、禁書目録、俺ガイル…SAO…くらい?
そこまでラノベに詳しいわけではないのでこれくらいしか思いつかないのですが、この作品がラノベ界に旋風を巻き込んだのは間違いないでしょう。
キャラの作り方、設定の練り方、ストーリーの組み立て方、メディアミックスのやり方などなどなどなど、この作品をフォーマットとして世に出た作品はとんでもない数になると思います。
別作品のタイトルや絵柄を見て、新刊だと勘違いすることが何度かあったくらいですからww
ラノベ好きが書いたラノベ
作者である平坂読先生はラノベ好きを公言しており、自分が読んで面白いラノベを書きたいからラノベ作家になったというラノベの申し子であります。
前作は「ラノベ部」。まんまのタイトルですね。この時から作風はあまり変わっていません。
ショートストーリーを繋げて長い一本の作品に仕立てるというものですね。
作品内で登場人物たちがゲームなどを行うのも「ラノベ部」時にも採用されています。
「はがない」では「ラノベ部」で確立した作風を元に、より設定を密にした印象がありました。
魅力ある登場人物、主人公たちが目指す目的、各キャラクターのバックボーンなど、よく考えられてるな、と思わせるものです。
ガラっと読み口が変わったわけでもないのですが、「はがない」が大ヒットとなった要因としては
「タイトルのインパクト」「可愛すぎる絵」
が挙げられるのではないでしょうか。
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残念系という斬新なアイデア
「絵」に関しては今回は語りません。機会があればまた。
「僕は友達が少ない」というタイトル。一見してグサっと胸に刺さるものがありますよね。
「おまえ、友達少ないね」と言われたらやはりショックですしww
そう少なくない人が、「私は友達が少ない」と思っているからこそ、このタイトルに惹かれ、購入したのではないでしょうか。
そしてそこに描かれているスペックは異様に高いのに、不器用な人だらけで結局残念な結末に終わるという基本システム。
友達が少ないが為に世間との感覚がずれ、突飛な行動を取ってしまう美少女+主人公という構図は笑わずにはいられない斬新なものでした。
「残念系」というジャンルまで生み出してしまったのですから、そのインパクトは絶大だったのでしょう。
最終巻の打ち切り感さえ恐らく計算ww
すったもんだがありまして、メインヒロイン枠ではなかった人に主人公が惚れてしまったり、ついてなかったり、色々アレだったりと、残念路線を突き進みましたが、ハジマリガあれば終わりがあるもの。
11巻をもって完結しました。
この1冊に、学園ラブコメの王道とも呼べる要素が全て詰め込まれているのです。
ていうか、詰め込んできたのですww
告白され、告白し、付き合って、別れて、正月にバレンタイン、卒業式があって進級、友情、夏に海に行ってBBQ、進路にケンカに仲直りに、と、少年マンガの打ち切りかよ、ってくらいの要素をいつもとそう変わらないページ数に詰め込んであります。
大人気シリーズでしたし、まだファンもいるでしょう。打ち切りの対象になっていたとも考えにくいです。
明らかにこれは作者の意図した打ち切り感なのです。
しかし最後にはキッチリと締め、感動させておきながら、ふりだしに戻る的な終わり方をする、という「ああ、これがはがないだ」と思わせる展開でした。
タイトルについても言及し、伏線の回収をやりきったのです。
これはお見事と言う他ありません。
全ては平坂先生の手のひらの上。謀られたものだったのです。
それでも悪い気はしません。続編など作りようのない、文句のない完結なのですから。
未練を残さずに、「ありがとう、おつかれさん」とキャラクター達に言いたくなるほどでした。
私はこの作品にめぐり合えてよかったですし、これからも思い出せば読み返すかもしれません。
ていうか最近あまり面白いラノベ作品がないから、これくらいインパクトのあるヤツ持ってこい、って感じなんですけどね。
「はがない」の感想という今更感がハンパないんですが、非常に好きになった作品でしたので、あえて書かせていただきました。
読み返して気づくこともあるでしょう。読んだことがない人にはオススメしますし、読んだ方には再読しませんか?と言いたいです。
いつかまた、この作品について語れる時が来たら、一緒にいかがでしょう。
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