こいのぼりが高々と掲げられる風景、見なくなりましたね。伝えていきたい伝統行事
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こどもの日はなんだかワクワクする
子供の頃、5月5日は食事が豪華になるので、非常に楽しみにしていました。
「こどもの日」だから。という理由で納得していたのですが、両親が私の成長を望んでやっていてくれたこととわかると、とても感激した覚えがあります。
我が家にもささやかながら兜飾りがあり、そのフォルムがとてもカッコよかったことから、5月に向けて飾られると決まって眺めていました。
しかし私の家はマンションであったことから、こいのぼりを上げる習慣はなかったんですよね。
高層マンションが増え、住宅事情が変わってしまった現代ではやはり上げにくいのかもしれません。
クリスマスやバレンタインのように盛り上がるイベントではないですが、大きな鯉が風にたなびく姿には心が躍ったものです。
正直こいのぼりを上げている家はうらやましかったですね(笑)
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江戸時代から続く風習
中国の黄河にある「竜門」と呼ばれる滝を昇ることが出来たのは鯉のみとされ、その鯉は竜となったことから、立身出世の象徴として鯉は扱われてきました。
それを男子のお祭りである「こどもの日」周辺に上げることで我が子の出世を願ったのが始まりとされています。
江戸時代中期には一般家庭にも浸透していたと言われ、門松やひな人形のように割と裕福な庶民の家庭で始まった習慣と言われています。
よく鯉と共に謎のカラフルな吹き流しが上げられているのを見たことがある方もいると思いますが、江戸時代に経済的に余裕はあったものの、武家と比べると位の低かった商人の家が、武家に対抗して上げたのが始まりとされています。
江戸時代には関東のみの風習とされ、関西にはない習慣でした。
それが情報が整備され知識が共有されるようになると全国へ広まっていったようです。
前述のとおり、住宅事情の変化から大きなこいのぼりを上げることが出来る家庭は減ってしまっていますが、現代でもその風習は根強く、様々な地方でこいのぼりにちなんだイベントが催されています。
とにかく大きなものであったり、膨大な数であったりと、日本というお国柄が色濃く出たイベントが多いようですね。
男の子というのは不思議で、なぜか大きなものに強く心を惹かれるという習性がありますから、大きなこいのぼりを上げる家庭の子供は非常に誇らしかったことでしょう。
今は女性でも社会的に高い位置へ行くことが出来るようになったので、男女問わず出世を願ってこいのぼりを上げるのもいいかもしれません。
ちいさいサイズの物もありますからね。
日本を象徴する文化として、これからずっと未来にも伝わっていってほしい行事のひとつだと、私は思っています。
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