【Java】インターネットの仕組みについて。知識を柔軟に吸収するための下地作り【学習】
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2種類のIPアドレス
前回、webアドレス、IPアドレス、ポート番号について記事を書かせていただきました。
関連:【Java】インターネットってそもそも何?世界と繋がる電脳世界【学習】
実はこのIPアドレスには2種類あるのです。
ローカルエリア内で展開される「プライベートIPアドレス」と、インターネットの世界で展開される「グローバルIPアドレス」のことです。
インターネットはそれこそ世界中に展開していますから、同じ住所が二つ以上あると不具合が起きます。
よって、国際的な機関によって世界でたったひとつのIPアドレスが管理されています。それが「グローバルIPアドレス」です。
対して「プライベートIPアドレス」はローカルエリア内で展開されるアドレスで、ある程度自由裁量で決定することが可能ですが、グローバルIPアドレスと混同しないように、設定できる範囲が決められています。
開始アドレス | 終了アドレス | |
10.0.0.0 | ~ | 10.255.255.255 |
172.16.0.0 | ~ | 172.31.255.255 |
192.168.0.0 | ~ | 192.168.255.255 |
【プライベートIPアドレスの設定範囲】
プライベートIPアドレスが展開されるLANの世界では、その入り口に「ルーター」が設置されています。
このように、インターネットの世界に最初に繋がる最初のルーターを「デフォルトゲートウェイ」と呼びます。
デフォルトゲートウェイはあらかじめ用意された入口というワケです。
このデフォルトゲートウェイが果たしてくれている機能はプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換することで、この機能を一般的に
「NAT機能」と呼んでいます。
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サブネットマスクを使って、わかりやすく区分しよう
デフォルトゲートウェイ内には一定の範囲の中で自由に設定できるプライベートIPアドレスが設定されています。
このプライベートIPアドレスが全て同じようなIPアドレスにしてしまうと、管理が難しくなってしまいます。
なので、わかりやすく区分しておく方が便利なんですね。
前回も書きましたが、IPアドレスは4つの数列がひとかたまりになっています。
192.168.0.1
ちょうどこのような感じです。
この最初の3つの数字でグループを分け、最後の1つで個人を特定するというわけです。
192.168.0.1
192.198.0.2
であれば同じグループ。
新しいグループを作りたいのであれば、3つ目の数字を変えましょう。
192.168.1.1
とこのように設定することで新たにグループを作ることができます。
このような方法をサブネットマスクといいます。
一般的には最初の3つで区切りとすることが多いようですね。
プライベートIPアドレス設定は基本スキル!
新しいパソコンをセッティングするには、
- IPアドレス
- サブネットマスク
- デフォルトゲートウェイのIPアドレス
- DNSサーバーのIPアドレス
これらを入力することで、初めてインターネットと繋がることができるようになるのです。
ここで注意なのですが、最後の1つの数字に0と255は設定することが出来ません。
最後を0にするとグループ自身を表すアドレスとなり、255にするとグループ内全てに送信するアドレスになってしまうのです。
0も255もプライベートIPアドレスの範囲内にあったとしても、個別のコンピューターに設定することはできないのです。
このほかにも特殊なIPアドレスは存在しており、
255.255.255.255はデフォルトゲートウェイ内全員宛ての架空アドレス。
127.0.0.1はlocalhost(ローカルホスト)、自分自身を表すアドレスとなっています。
プライベートIPアドレスの設定は、PC導入やインフラ整備のために必ず必要となる知識なので、覚えておくとよいでしょう。
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