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円広志さんが闘病の手記を出版。他人事ではなくなってきた現代ストレス社会の恐怖

   

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僕はこうして脱出した

円広志といえば「夢想花」の大ヒットで有名です。

タイトルを聞いてピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが、「とんでとんで…・まわってまわって…」と聞けば納得できるかと思います。

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円広志が侵されていたのは「パニック障害」。

健康や福祉を取り扱った番組で度々体験談を話すことはありましたが、今回闘病を綴った手記「パニック障害、僕はこうして脱出した」を出版しました。

 

関連:【パニック症】正しく理解して健やかな生活を

 

背後に迫る死の恐怖

「自分から死にたいと思ったことはないけど、死んだ方が楽やろなって思ったことは何回もあります」

円氏がこう語るように、非常に苦しい症状を伴うのがパニック障害です。

 

私も何度も経験がありますが、発作を起こしている時は、「あぁ、これはダメだ。死んでしまう」と考えてしまいます。

いっそ意識がトンでしまえば楽なのかもしれませんが、円氏が語るように「倒れそうで倒れない。死にそうで死なない」のがパニック障害です。

不安による緊張感で神経が張り詰めている状態ですから、意識は飛ぶどころかどんどんハッキリしてくることもあります。

 

これを何度も繰り返し、発作を恐れる気持ちから鬱状態になるという二次的鬱が起こるのも特徴です。

円氏はこれで出演していた全ての番組を降板しました。

 

ストレス社会では特別な精神疾患ではない

「サラリーマンの世界でもパニック障害をひた隠しにして、無理やり仕事してる人は少なくないみたいです。息苦しさ、めまいといった体の異常とともに、このま までは死んでしまうといった強い不安感に襲われるのがこの病気の特徴ですが、現代のようなストレス社会では、特別な精神疾患ではない。コンプレックスを感 じる必要なんてまったくないんです」

円氏はこう語っています。私もまったくの同意見です。

この病気の怖い所は、症状を理解してもらえないことなんです。

 

サラリーマンのように規律の整えられた環境では、スケジュールを乱す存在は悪とみなされてしまいます。

パニック障害の人は常に発作の恐怖を感じています。1分先も不安なのです。それ故にまた発作を繰り返してしまいます。

だんだんと動けなくなり、周りからは疑惑の目を向けられます。

「アイツ、サボってるんじゃねぇの?」「なまけものだよね」「病気を盾にしてる」

理由を問われて、必死で訴えても「心の持ちようだろ」と一蹴されてしまうことも。

 

断言します。心の持ちようではパニック障害は治りません。むしろ悪化します。


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今や100人に1人がかかっているというパニック障害。あなたの隣の人がパニック障害である可能性も十分にあり得ます。

まずは理解をして、患者を不安にさせないことが大事なんです。

 

体験談はリアルそのもの。だから読んでほしい

円氏は取材に対して体験談を話していました。

「テレビ局から自宅に帰ろうとクルマを走らせていると、新御堂あたりで大渋滞に巻き込まれましてね。すると、止まってるはずの車窓の景色が勝手に動くやな いですか。次にバラエティー番組で座ってるだけで体がふらつき、目の前がグルグル回るようになった。いたたまれん気持ちになって、それをごまかそうと前後 左右に体を揺さぶる。全身、汗ビッショリでしたわ」

「エレベーターに乗ろうとすると、エレベーターの箱がストンと落っこちそうに思えるんです。かと思えば、トイレで用を足して水を流すと、その渦に吸い込ま れるような気がする。もう、アカン。テレビ局の駐車場でマネジャーに“オレを許してくれ。責めないでくれ!”と号泣してすべての番組を降板したのは、今か ら16年前のことでした」

私もかなり近い体験をしています。冗談のように聞こえるかもしれませんが、まぎれもなく事実起こり得る症状です。

しかし安心してください。パニック障害という病気自体では絶対に死にません。

そして正しい投薬と、行動療法で治っていくものなのです。

円氏も予期不安は未だに抱えてると言っています。私もそうなんですが、もう一生付き合っていくんだろうな、と思うようにしています。

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円氏は薬を服用中に飲酒してしまい、死ぬような思いをしたと語っています。

発作が起こりやすい理由としては、風邪のように具合が悪い時、カフェインなどを摂取した時などが挙げられます。

私も服用中に飲酒してしまったことがあるのですが、アルコールが抜ける瞬間に突如発作が襲ってくるのです。

「死ぬような思い」としか言いようがない症状なんです。次々に色んな症状が襲ってくる。

抗っても逃げられない。とにかく発作が収まるのを待つしかない。

実際に発作を起こしてしまっても、1時間前後で必ず収まります。

頓服薬を飲む、深呼吸をするなどして気持ちを落ち着けることが大事です。

 

それでもライブは続けた

「体調は悪いんだけど、♪とんでとんで……と思いっきり歌い、アンコールに応えてると、パニック障害のことは忘れてしまうんですよ。あと、テレビを降板し た直後は妻に濡れ落ち葉みたいにピッタリだったのを、意識して離れるようにした。今にして思えば、そんなふうにできることを少しずつ増やしていったのが良 かったんだと思います」

私もライブハウスのステージに立っている時は発作なんか起きませんでした。

自分が楽しいと思うことを思い切りやることも治療には大事なステップです。

「自分がいなくても、会社は動いていくもん。あんまりガンバり過ぎないことも必要なんです」

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自分をあまり責めないで。そして、周りに患者さんがいたら話を聞いてあげてください。

パニック障害は不安が引鉄となり、脳の機能が上手く働かなくなる病気です。

何よりの特効薬は「安心」なんです。

 

円氏の手記の出版の話を聞き、またほんの少し勇気を持つことができました。

こうして少しずつこの病気が認知され、社会が変わっていくことを私は願っています。

 

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