ガンプラに棒ヤスリは必要?バーティングラインの処理に大活躍
2016/10/03
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表面処理を行うことで、更にリアル度が増したガンダム。
しかしここでまた新たな問題が発生していまうのです…。
まだあるのかよ…と思ってしまうかもしれませんが、
「面出し」と合わせることで、さながらプロ並みの完成度に仕上げることができる
魔法のような工程があります。
それが今回お話しする「パーティングライン消し」についてです。
目次
パーティングラインってそもそも何?どうしてできるの?
お手元に同キットがあるなら確認していただきたいのですが、
上の画像で赤く線を引いた部分に段差のようなものがあると思います。
これが「パーティングライン」というものです。
ヒケ同様、プラモデルが避けて通れないものなのですが、
一体どうしてできてしまうのでしょうか?
タイ焼きの機械を思い浮かべていただくとわかりやすいと思います。
「金型」と呼ばれる金属製の型に、プラスチックを流し込むことで
ランナーができあがるわけです。
このように上下から挟み、隙間に流し込んだものが立体となって出てきます。
このようなイメージです。
上下から挟みこんでいるため、その間にどうしてもわずかな隙間ができてしまうのです。
シンプルな組み立てで高いクオリティのものを作ると、
中にはとても目立つ所にパーティングラインが出来てしまうことがあります。
設定にはない線であると共に、単純になんだかカッコ良くないです。
だったら消してしまいましょう。
今回も使うのはヤスリ。
手早く行いたいなら、棒ヤスリも使うといいですよ。
パーティングラインはヤスリで消す?その方法は?
まずはこのように紙ヤスリで行う方法。
パーティングラインの周りも含めて円を描くように磨くとキレイに消えます。
この時、力を入れすぎないのがコツですね。
少しずつ様子を見ながら磨くと良いでしょう。
紙ヤスリよりも粗目の棒ヤスリならば、消すスピードは上がります。
しかし紙ヤスリほど柔軟ではないので、慣れてから行うと良いと思います。
こちらもコツは同じ。力を入れすぎず、円を描くように削ります。
デザインナイフでカンナのように削ることも可能ですが、
上ふたつに比べると根気は要るし、上手くいかないこともあるしなので
私はヤスリによる処理をオススメします。
パーティングラインを消した結果は?更に見栄えが良くなった?
腕のパーツのパーティングラインを消しました。
手前が消したもの。奥が手をつけていないものです。
これが、何も施してないもの。
プラモデル感がぷんぷん臭ってきますね(笑)
はい、こちらがパーティングラインを消し、
更に前回紹介した表面処理を施したものです。
関連:面出しとは何?紙ヤスリでお手軽に表面処理をする方法とは?
設定に近くなり、美しい曲線を描いてますね。
出来栄えは一目瞭然ですね。
これをやるとやらないとでは、雲泥の差が出ると言っても過言ではありません。
ガンプラを作る上で棒ヤスリになんとなく偏見を抱いている方もいらっしゃるみたいですが、
これほど万能に使える工具はなかなかありません。
ゲート処理でもシャープ化でも棒ヤスリは大活躍するので
1本は持っておいて絶対に損はしません!
まとめ:パーティングラインは…敵!
昔のキットは別にして、最近であればパーティングラインはとても少ないです。
ただ最近の「シンプルな組み立て」における少パーツ化では
パーティングラインは必ず出来ます。
しかしパーティングラインは意外と簡単に処理することができます。
ここからの作業においても、最終的な出来栄えにおいても
ここで行った作業は出来栄えに大きく影響してきます。
作ったもの全てでなくてもいいです。
「このキットはキレイに作りたい!」と思ったら是非行ってみてくださいね。
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