デザインナイフはガンプラ制作には必要?使い方とゲート処理の効果は?
2016/08/07
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前回はニッパーによる「二度切り」を駆使してパーツの切り出しをしました。
今回はもう一歩進んで、「三種の神器」のひとつであるデザインナイフを使ったパーツの処理方法をご紹介します。
デザインナイフはこんな時に使う
「二度切り」を使いこなせるようになったら、英検で言えば3級を取得したようなものです。
どこへ出しても恥ずかしくない作品が作れると言っても過言ではありません(多分…)
しかし時には失敗してしまう時もあるでしょう。
例えばこのようにほんのちょっとバリが残ってしまったりとか。
もう一度ニッパーで切る、という方法もありますがパーツをえぐってしまったら修正は困難です。
そんな時に役立つのがデザインナイフなのです。
このような形のカッターですね。
デザインナイフでゲート処理をする
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バリに対して平行にナイフの刃を当て、そこから外側へ滑らせるようにバリを切り取ります。
この時絶対に刃は内側に向けないようにしてください。
バリを切り取った瞬間に勢い余ってカッターが滑る時があります。
この時に刃が内側に向いていると、指を切ってしまうかもしれません。
デザインナイフは通常のカッターナイフに比べて格段に切れ味が鋭いので、十分気を付けるようにしてくださいね。
コツは一度に切ろうとせずに、何度かに分けて切り落とすことです。
画像のようにまるでバリが存在しなかったかのようにキレイに切り出すことができますよ。
ニッパーによる「二度切り」もそうですが、このような作業を「ゲート処理」といいます。
例として作成している「REVIVE ガンダム」はほとんどが「くさび型ゲート」になっており、「二度切り」でも十分なゲート処理はできますが、デザインナイフを併用することでよりキレイにパーツの切り出しを行うことが出来るようになります。
ゲート処理には更なる段階がありますが、それはまた次の機会にお話ししようと思います。
ニッパーとデザインナイフだけで右腕を完成させる
これでパーツの切り出しにおいて怖い物はありません。
組立を進めていきましょう。
肘関節の組み合わせ方は画像のようになります。
まだ説明書を見てもわかりにくい…という方は参考にしてみてください。
上で組み立てたパーツの上に先ほどゲート処理を施したパーツを被せます。
関節パーツにおいても「二度切り」と「ゲート処理」は同様に行っています。
右腕が完成しました!
使った道具は「ニッパー」と「デザインナイフ」のふたつだけです。
「ゲート処理」を覚えると、誰でもこのように簡単に組み立てることができます。
これがガンプラの魅力でもあるのです。
この時にきちんと可動するかも確認しましょう。
バリが残っていると正しく可動しません。
二重関節を取り入れることで非常に広い可動範囲を実現していますね。
初級ゲート処理まとめ
先ほど「ゲート処理」には更なる段階がある、とお話ししました。
なので、ここまでの処理を「初級ゲート処理」と名付けておきます。
まとめると
- ニッパーによる二度切り
- デザインナイフでよりキレイにバリを取る
- 全てのパーツで同じ工程を行う
この3点です。
これだけ押さえておけば、いわゆる「パチ組み」は誰でも簡単にできます。
逆にこれを行わなければ変に手こずることになるので、しっかりと行っていってほしい作業です。
次回は細かいパーツの組み立て方や、シールの貼り方を紹介しようと思います。
そこで「三種の神器」の最後の一つである「ピンセット」が登場しますのでお楽しみに!
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