ガンプラのツヤ消し処理のやり方や方法は?違いや種類は?
2016/09/13
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ガンプラを組み立て、スミ入れを施すと
いよいよ「おもちゃ」から「作品」へと変貌しはじめます。
ここまでやってこれる方ならば、次のステップへ進める方でしょう。
完成度をドカン!と上げる必殺の
「ツヤ消し」処理についてお話ししたいと思います。
そもそも何故ツヤ消し処理をするのか?
スミ入れをすれば完成度は上がり、かなりカッコ良く見えます。
それでもまだ「おもちゃ」の域を抜けないのは
ガンプラ表面を覆う「テカり」が原因です。
ガンプラのランナーは「金型」と呼ばれる金属製の型に
プラスチックを流し込んで作られます。
固まったプラスチック製のランナーを金型から取り外すときに使われるのが
「離型剤」と呼ばれるものです。
これがガンプラ表面に「テカり」を生む原因となっているのです。
ガンプラに限らず、大量生産されるものは「金型」が使われています。
昆虫の仮面をつけた変身ヒーローのバイクも、
ピッチリスーツに身をつつんだ変身ヒーローの巨大ロボットも
同じ工程を経ています。
ガンプラがヒットした背景には、海外の戦闘機や車などと同じように
実在のものをスケールダウンさせるというリアリティーがありました。
それらの多くはツヤ消し処理を行い、リアル感を演出させる手法が王道だったのです。
故にガンプラにおいても「ツヤ消し処理」は必須の工程となったのです。
どんな方法がある?3つの方法を紹介
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まず一番手っ取り早いのは「トップコート」。
トップコートは全ての作業を終え、一番最後に施すものです。
離型剤ごとコートし、一瞬でツヤ消し仕様となります。
塗装していた場合は塗膜を守り、シールは剥がれにくくなります。
そしてわずかではありますが、埃を避ける効果があります。
ご丁寧に「つや消し」と書いてありますね(笑)
トップコートには「光沢」「半光沢」「ツヤ消し」の3種がありますが、
これらは実際に使ってみて好みで使い分けるといいでしょう。
次に紹介するのは「紙ヤスリ」。
表面を削り取ってしまうので離型剤は剥がれ落ちてくれます。
最後はこちら。メラニンスポンジを使う方法です。
少し水を含ませるだけで水回りの汚れなどをガンガンと落としてくれるアレです。
100円ショップでも取り扱っているので値段的な手軽さでは一番でしょう。
各方法の仕上がり具合は?
素組みにスミ入れとホイルシールで作ったものに、
ツヤ消しトップコートで仕上げたものです。
ムダなテカりがなくなり、印象がガラリと変わりました。
ツヤ消し処理していないものと比べると
「なんだか完成度が高く見える」状態となっています(笑)
「マンロディ」は紙ヤスリだけでツヤ消し処理をしています。
これはフレームを後で塗装するつもりだったからで、
つまりはまだ「完成していない」のですが
隣のガンダムと比べるとなんだかリアルに見えますね。
しかし均一に全体を整えてくれるトップコートに対し、
紙ヤスリのみでは仕上がりにバラつきが見えてしまいます。
紙ヤスリは400、600、1000番がセットになったものを使いました。
これさえあれば表面処理は完璧!と言っていいくらいにガンプラにピッタリな番手が揃っています。
メラニンスポンジでのツヤ消し処理に関しては試したことがなかったので
今回初めてやってみました。
上の画像では右肩と、胸部の青い部分をメラニンスポンジで磨きました。
思ったより効果が出なかったような…。
確かに表面のテカり、ヌメりはなくなるのですが、
ツヤ消し…とまではいかないかもしれません。
これで磨くならば、1000番の紙ヤスリだけかけた方がまだ効果的かもしれません。
粉が出ないので、部屋は汚れませんけどね(笑)
一番はやはりトップコート。ツヤ消し処理のまとめ
やはり一番のオススメはトップコートを使用することですね。
しかし諸事情でスプレーを使えない環境の方もいらっしゃることでしょうし、
単純に時間がない方もいらっしゃるでしょう。
メラニンスポンジも全く効果がないワケではありません。
健康にも良いですし、ゴミも少ないのでエコですね。
- 出来栄えはトップコートが群を抜いている
- 紙ヤスリのみでは仕上がりにバラつきが出る
- メラニンスポンジは雰囲気だけでも楽しみたい人向け
今回は例に使っているガンダムはもう少し弄るので、
まだトップコートは吹きません。
しかし最終的にはトップコートで仕上げるので、その時の出来栄えをお楽しみに!
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